期日:2013 年 10 月 13 日 1:30~3:00
場所:京都市国際交流会館 地下鉄蹴上げ駅より 5 分
タイトル:
ポルトガルの民族衣裳の地域別特性
ポルトガル人が初めて日本に来た時代がいつだったか知っていますか?1543年、種子島へポルトガル商人が漂着(鉄砲伝来)したことが日本へのポルトガル人の最初の上陸であったとされています。そして、1549年にはフランシスコ・ザビエルが日本を訪れキリスト教布教活動をはじめ、1639年の第5次鎖国令でポルトガル船の入港を完全に禁止するまでのおよそ100年間は、南蛮貿易をはじめ、西洋文化が大きなうねりとなって来ていたようです。
なぜ、ポルトガルは大航海時代の先駆けとなったのか?どうぞ、考えて見てください。
濱田雅子先生はアメリカの服飾史の専門家ですが、ポルトガル、スペイン、フランス、イギリス、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、ブルガリア、イタリヤのサルデーニャ島、ロシア、中国、台湾、韓国などの歴史衣裳や民族衣装も現地に赴いて、調査されています。今回は、ポルトガル全土の民族衣裳について、地域別に歴史や気候・風土を踏まえて語っていただきます。
以前の皆さんへのアンケートで、「知らないことを知る楽しみ」をこのグローバルセッションで挙げた方が、とても多かったのですが、今回は英語のセッションではありませんが、驚くことばかりです。
是非、京都の蹴上げにおいでください。知の楽しみが増えることは、保証します。
(文責 児嶋きよみ)
本報告は、濱田が1989年8月~9月にかけて行われた第8回国際服飾学術会議とポルトガル服飾文化学術調査旅行で収集した調査結果、および2000年10月2日から8日に行われたICOM(International Council of Museums:国際博物館会議)の服飾委員会服飾会議と研修旅行で収集した資料を中心に、1994年に麻布美術工芸館で行われたポルトガル民族衣裳展で展示された民族衣裳の写真を紹介しながら行ないます。
第8回国際服飾学術会議とポルトガル服飾文化学術調査旅行[1989年8月18日~9月3日](国際服飾学会主催)は、天正遣欧使節団の足取り(リスボン→コインブラ→バターリャ→シントラ→リスボン→エヴォラ→ヴィラ・ヴィソーザ)をたどって行われました。現地の写真を紹介・解説いたします。また、ファドの女王、アマリア・ロドリゲスの哀愁をおびたファドも現地で入手したDVDでお聴きいただきます。
(文責 濱田雅子)
アメリカの服飾に限らず、多民族の服飾文化(ヨーロッパ諸国、アジア諸国の服飾文化)に関する研究発表や講演、書評会、西洋服飾史・民族衣装セミナー、ワークショップ(デザイン画、手芸、コスチューム・ジュエリー制作など)を行って参りましたが、2020年より、新型コロナウィルス感染症の蔓延により、上記の様な集いが持てなくなっています。そのため、会報発行、および、オンライン講座による持続可能な活動を行っています。下記より、お気軽にお問合せ下さい。ただし、研究会の趣旨に沿わないお問合せには、対応できかねます。